アラフォー、バツイチのこれから

アダルトチルドレンを克服できず
アラフォーにして適応障害。
いつか幸せになる日まで。

仕事復帰1日目

朝から不安だった。


化粧する手が震え、心臓バクバク…

それでも時間通り出社。



私は会社の人達が嫌いで適応障害になった訳ではない。

自分でストレスが消化できなかったり

トラウマがあったりするから。



会社の人達は口悪いけど優しい。


私のひきつった顔をみて

覗きこんでは

『おかえりー』

『まってたよー』

『お!ちょっとスッキリしたなぁ!』


って声かけてくれる人達です。



とっても嬉しかったけど、

なぜか震えとドキドキが止まらない…




上司は無理しなくていいよ、と言ってくれる。


やはり今日は早退すべきか…とモヤモヤしながら超スローで仕事してた。






そして夕方に思いがけない事が…




非常勤務の会長夫人が事務所にみえ呼ばれた。

そりゃ、報告しなくちゃいけないもんね。



夫人のいる階へエレベーターで上がる。



夫人はエレベーターホールで待っていてくれた。


私の手を取り抱きしめて

『今まで気づいてあげれなくてごめんね!

こんなに痩せちゃって…ごめんね』

って言ってくれた。





夫人の温もりが一気にいろんなモノを溶かした。

私は久しぶりに声をあげて泣いた。






今の会社に勤めて15年。

夫人はちょっと前まで現役で私の上司だった。

現在70歳過ぎ。



入社した頃は本当によく怒られた。

とにかくなんでもハッキリ言う方なので

怒られるたびに凹んでたけど。



でもその分優しさもすごく与えてくれる。


いつも手を取ったり、頬を撫でてくれたり。

その度に私は嬉しくてしょうがなかった。



夫人の手の温もりは本当に温かい。

母親のようだ。




今日も長いこと話をした。


70歳を過ぎてもまだまだ人生はいろんなことあるよ、って教えてくれたり。




『自分が世の中に必要ない人間なんて思ってはダメよ! そんなふうに考えてはダメ!うちの会社も私もあなたをとても必要としてるし頼ってるのよ。あなたはとてもいい子だから。

なんかある時は必ず言いなさい。こんな痩せた体じゃダメよ。ちゃんと食べて元気になって』


ってまた温かい手で私を包んでくれた。




夫人との話を終える頃には

震えもドキドキも止まった。


心がホッとして楽になった。





明日からも頑張り過ぎず、頑張って会社に行けそうデス!